◆写真家 楠本 弘児 写真展◆
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| 永遠の主題 熊野 |
| 范漠たる神話とされながらも日本の源郷といわれ、日本の国の創めと |
| して古事記、日本書紀に記されている熊野。イザナミノミコトの葬られた |
| 土地として、登場する熊野。 |
| また、平安時代から江戸末期までの間、法皇や上皇、武士や一般庶民 |
| に至るまで「蟻の熊野詣」と言われるほど権現信仰が盛んに行われてき |
| た地域でもある。 |
| 我々の祖先たちが長い間崇拝してきた「神々が鎮座する御熊野」の地と |
| は何か。熊野詣の巡礼たちが熊野で触れたであろう神々とは・・・・・・。 |
| 私は、熊野の写真家として巡礼たちの歩いた道をファインダーを通じてさ |
| まよう。 |
| 峰を越え、谷を渡り、断崖絶壁をよじ登り、荒波の海岸に立つ。ヌいは雨 |
| の深山に佇み瀧の音に読経を重ね、闇の森で風の囁きに心を震わせる |
| そして補陀洛渡海の黎明に浄土を想う。 |
| 熊野の神々は私に゛森羅万象゙あらゆる物に聖なるものが宿ると教える。 |
| 熊野道の傍らに眠る名も知れぬ石仏たちが私に語りかける。熊野に生ま |
| れ、熊野に育った私にとって神秘の国・熊野は、避けては通れぬ永遠の |
| テーマとなった。 |
| 写真家 楠本弘児 |